2014夏

2014夏

2015年11月5日木曜日

2015・東京モーターショー


今年は、モーターショーの開催年ですので足を運んできました。
このショーは
①人と車がつながる。
②自動運転。
③持続可能なエネルギー。
このようなメッセージを感じることができました。


各メーカー、企業、それぞれ個性があって新製品に対する意欲は毎回感じます。
(今年は自動車ショー60周年だそうな。)

僕個人の好みとしては・・・

こんなのとか、

 ↑こんな感じなのが結構お気に入りなんですが、、、


今回はコレ。

ホンダのNSXがいよいよ展示されていましたね。GT500ではもう走っているので、ホンダさんだけコンセプトのままってわけには行きませんからね・・・。発売が楽しみです。


でも、何といっても今回のショーの目玉はやはり「プリウス」ではないでしょうか?一部グレードでは、1リッターで40㎞も走るらしい。
・・・なので、ここからは「プリウス」について
トヨタ自動車HP上に記載のある、各プレス向けの資料を織り交ぜて、この会場で紹介されていたものの一部をザックリと並べてみたいと思います。


↑メーカーHPにあるマスメ向け資料。

まず、燃費についてですが
どうして、今のプリウスと比べて新型は2割近くも燃費改善ができたのか?




コレ相当すごいかと。エンジンそのものが熱効率40%!
で、モーターを小型化(コイルの巻き方の変更等々・・・)。
それから、今まではエンジン→トランスミッション→モーターを同軸上に一直線に並べて、エンジンとモーターの間に遊星ギア(プラネタリーギア)を使っていたのに対して、今回はミッションの真上にモーターを置いて、一軸から二軸へと変更することで全体の小型化と軽量化を図り、更には駆動ロスを20%も低減させたそうです。

燃費改善に関してはその他、空気抵抗も大きく影響するといわれていて、この新型はCd値0.24(この数値で普通はあまりピンと来ないですが、脅威です)を出していますので、実燃費も期待できそうです。

↑ちなみに最近の、僕のプリウスの燃費(気温に左右されますが、この日は結構良い数字でした)。

また、この新型では車そのものの作り方を0ベースから見直して、作り上げたそうです。
TNGAという生産方式を採用したとのことですが、いわゆるモジュラー設計と考え方は似ているかと思います。(ただし一般にはモジュラー化のメリットとしては、コスト管理に尽きますのでただでさえコストきっちりなトヨタがこれをやったら・・・って勝手に品質向上に期待)







今回、この新型は価格帯が240万円位~300万円程度になるわけですので、上の写真のような部材は今までの製法だと予算的に使えない訳です。が、TNGAだとそれができてしまうと言うことなんですね。




まあ、ものすごくザックリですがモーターショーって完成された車の裏側というか、一台の車にどれだけの企業が携わっているのか等が改めて知ることができるのと、今後の展開などが部品メーカーから垣間見ることができるので、開催されるときは必ず足を運ぶようにしたいですね。


それから、今回同時開催された「SMART MOBILITY CITY 2015」も大変興味深いものがありました。

その一つがETC2,0







これ、ETCの機械にビーコンがついたようなものなんですが、生きている情報をドライバーに伝えることができて、これから渋滞が起きそうな地域なんかをいち早く案内して、指示通りに走って遠回りでも料金が安くなったり。などなど。いま自分もこの機械が付いてますが、ナビの画面に先の道路の状況が写真で出て来たり、PA・SAの混雑状況が絵で表示されたりして、便利に使っていますが、後々もっと発展するようです。車のメーカーによってはまだ純正の用品で取り扱っていないメーカーもあるようですね。

また、各メーカーと国がいま、ITを使った車車間通信に取り組んでいます。


道路や電柱に埋め込まれたセンサーを使って、交差点内の対向車や歩行者の情報をドライバーにお知らせしたり、車と車とを通信でつなぐことで、出合頭の事故を減らしたり、緊急車両の接近をいち早く知ることができたり。

恐らく、こういったものが発展していくと「自動運転」も現実味を帯びてきますね。

以上が、今回のモーターショーです。

最後に、

おまけです。。。。。


メガウェブで同時開催されている「みんモー」にも行ってきましたのでその様子です↓








普段、なかなかゆっくり見れない車(特に車いすでそのまま乗れる車両など)がたくさん置いてありましたので、じっくり見ることができました。また、この会場は結構な穴場で、もしプリウスをゆっくり見るなら良いかもしれません(一台しか展示してありませんが)。ゆっくりと中の座席に座ることが(しかも全部の座席に)できて、ボンネットも開けてもらえました。
この色、実物は吸い込まれるようなきれいな色です。



フェンダーアーチとタイヤの隙間がトヨタ車とは思えないくらい狭い!

ブラインドスポットモニター



モーターの配置やPCUの小型化などの工夫で12Vのバッテリーがエンジンルーム内に収まったようです。




以上、おまけでした。

今年は休日の都合で、CEATECJAPANに行けなかったので
その分、今日の会場に長居してしまったような気がします。それにしても今日は良く歩いた。。。ふくらはぎが若干痛い。

ゆりかもめ・青海駅