2014夏

2014夏

2013年12月20日金曜日

モジュール化設計。

最近、よく耳にしますしそれの恩恵を受けている製品を目の当たりにしたりします。

○○○は(クルマね)、日本マーケットとそのユーザーを舐めているのでしょうか?
切に感じます。ものづくり大国「ニッポン」という外からの勝手なイメージにアグラをかいていませんか?少々荒っぽいですが、悪しからず。
確かに品質や使い勝手などユーザーフレンドリーであり使い手を選ばない、まさに「オモテナシ」の精神で品物が作られていると思います。ですが、最近の製品のコストカットのやり方が少々目に余ります。一つの製品をつくり出す上で確かにコスト管理は重要なファクターであると言えます。コストカットは数年前までは消費者に感じさせないのが当たり前だったような気がします。しかし、近年は海外とは縁遠いうちの長男(小学生)ですら、タブレット端末から世界を覗く事が出来るほど、様々な情報が溢れています。色々な情報が簡単に手に入るので、品物の選び方やモノの見方が変わって来ていますから、数年前のやり方は通じないわけです。
なので尚更、「舐められているんじゃないか?」と思ってしまう次第です。もしかしたら、製品を世に送りだす際に「日本人はここを省略しても気づかないだろう」とか「日本人は余り他を知らないからコレは日本仕様から外そう」とか話し合いをしているんではないか?と妙な勘ぐりをしたくなります。実際は製品を設計している人たちは物凄く一生懸命に品物を作り出していますし、もっと良いモノをと常に考えています。ただ、予算やら期限などで思うように出来ないのだと思います。

では、海外の製品はどうでしょうか?
特に欧州のメーカーはここ最近良いんです。日本向けの製品についてですが、実に良く日本市場や日本人を理解して、製品を投入しているように感じます。おそらく、日本向けだけではなく色々な国々のそれぞれの仕様が多数細かく存在するのだろうと思います。しかも低価格で!
では何故、そんな事が実現出来るのか。
細かく仕様を分けるという事はコストもかかるし開発の時間もかかると思います。それらを解決するのが、冒頭のモジュール化設計なんだと思います。
今までのモノの作り方をガラリと変えるという事は物凄く内部の反発や今出さないとダメな製品の遅れなどのリスクもある中で、先を見据えた改革をしたのが色々なメディアで取り上げられています。モジュール化のメリットは部品の共通化だけではなくユニットを細分化してアッセンブルするので、製品の展開が横だけではなく縦方向にも出来る事ですかね?
もちろんデメリットはあると思います。一度、不具合が起きたときの大量リコールでしょうか。

それでも、某海外メーカーのクルマは今年の日本での販売は対前年145%だそうです。
と言うことは他に目減りしている所があるんですね…。升は同じですから。
○○○、いち早く対抗策を練り上げて下さい!本当にお願いします。マズイですこのままじゃ。

あくまでも希望的観測ですが、日本メーカーはモジュール化のデメリットを払拭した全く新しい手法を編み出してくれる事を信じています。